【1分で読める雑記】養老孟司さんの意外な一面 「まる ありがとう」を読んで思うこと

「バカの壁」で有名な養老孟司さんの「まる ありがとう」を読みました。

“まる”は、養老孟司さんの飼い猫の名前です。

本書を手に取ったきっかけは、以下にあるまえがき。

物事を理屈にすることに長年励んできた。80歳をじゅうぶんに超えてみると、馬鹿なことをしたものだと感じている。理屈で説明しようがするまいが、物事が変わるわけではない。その意味では、理屈にすることは一種の虐待であって、何に対する虐待かというなら「生きること」に対する虐待であろう。

引用:「まる ありがとう」著:養老孟司 まえがき より
George(父)

世界を凝り固まった思い込みで判断してしまう”一元論”を痛烈に批判した「バカの壁」を読んだ時の養老孟司さんの印象と、随分と異なる印象を受けたんですよね

本書は、養老孟司さんの飼い猫、「まる」の生き方を振り返り、感じたことなどが記されています。

とりとめのないエッセイのようでありながら、そこはやはり養老孟司さんの書籍です。

感覚の中で生きる「まる」意識の中で生きる「人間」を対比をしつつ語られています。

意識の中で生きる人間は、ものごとの実態よりも意味付けを優先しようとして、チグハグばかり引き起こしてしまう。

長期的に見れば人間にとって悲惨なことにしかならないのに、資源を見つければ根こそぎ採掘し、

自然を破壊してしまう。場合によっては戦争まで。

昔は身近だった”死”が今は遠くへ追いやられてしまったが故に、より一層”死”を意識してしまうというパラドックス。

“死”を意識するのは生き物の中で人間だけ。だから宗教がある。

一方、感覚の中で生きる「まる」は、人から見れば自由気まま。生きたいように生きている。

養老先生に生き物としての自然な感覚を取り戻してくれるといいます。

本書の半分は「まる」が自由気ままに過ごしているかわいい写真。これを眺めていると、

「たまには理屈なんか捨ててしまって、生き物らしく、自由気ままに生きることも大事だよね」

といった気持ちが湧いてきます。

本書を読んで、早速行動してみました。

通勤ラッシュ時の満員電車。生き物の限界をゆうに超えてますよね。。。

職場についた頃には疲れ切っている日々に疑問を感じたので、いつもより1時間早く起き、

ラッシュを避けるようにしてみたら、随分と調子がいいです。

George(父)

快適で、仕事のパフォーマンスが上がった気がします。
夜はすぐ眠くなりますけど

養老孟司さんの意外な一面に触れたい方、

忙しい毎日にちょっとした安らぎを取り入れたいと考えている方には、

読んで損のない1冊だと思います。

けー(中1長男)

最後まで読んでくれて、ありがとうございました〜。
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この記事を書いた人

40代都内サラリーマン🧑‍💼 妻1人、子供3人の父
新しいもの好きで飽きっぽい性格。人生とことん楽しむために、仕事も頑張る
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