さて、関東甲信における今年(2024年)の梅雨入りはなんと6月21日。
随分と遅かったですねぇ。
GW明けに定植したバターナッツかぼちゃの自家製苗が、順調に育ってきました。
今回は、バターナッツかぼちゃPart③定植後の管理編。
定植後に行った内容について記録していきます。

果たして、美味しいバターナッツかぼちゃは収穫することができるのか〜?
前回までのあらすじはこちらです。
- 植え付け前の土づくり(2週間前に苦土石灰、1週間前に化成肥料、ほか)
- 畝作り(高さ20cm)
- 寒冷紗、敷き藁を使って風除け対策。病害虫の防除対策を実施
- コンパニオンプランツ(今回はマリーゴールド)を添えました
前回最後の様子がこちらです。





種から育てているので、ぜひ前回、前々回の記事もご覧ください




- ちょっと変わりダネなバターナッツカボチャを種から育ててみたい方
- バターナッツの美味しい食べ方を知りたい方
- 家庭菜園が大好きな方
この記事を書いているGeroge(父)は、都内在住のサラリーマン(管理職)。
通勤電車のほぼ全てを読書に費やし、ビジネス書を中心に年間100冊程度の本を読んでいます。(プロフィール)。
\ それでは、いってみましょう
親づるを摘心
かぼちゃは、親づると子づるに実がなるので、
収穫量アップを目指すなら「親づるの先端を摘心するといい」とのこと。
素直なGeorge(父)は、迷わず摘心することにしました。





堅実に親づる一本仕立てにしようかとも思ったのですが、たくさん収穫したい欲求に負けちゃいました
親づるを摘心すると、その下から子づるが伸びてきて、
うまくいけば親づる1本仕立てより多くの実を収穫できるらしい。



欲張りな選択!
結果はどうなるか!?
ちなみに、摘心とその後の子づるが伸びてくるイメージはこんな感じです。




子づるから伸びる蔓を孫づるというのですが、
栄養が分散されすぎて美味しい実がならないため、孫づるは取り除くおようにしましょう
うどんこ病が発生!?
ウリ科の野菜を育てた人が必ず受ける試練があります。
それは、「うどんこ病」。
うどんこ病とは、
ウリ科の植物やバラに良く発生しやすい病気で、我が家のバターナッツかぼちゃさんも症状が出始めました。。。




まだそこまで酷くない状態ですが、発見したら早期に対処しておく必要があります。



去年育てていたズッキーニさんは、うどんこ病にやられて枯らしてしまったのです……
ということで、色々と調べました。
重曹スプレーが効くとの情報が多かったのですが、Youtubeなども参考に「うどん粉病撃退スプレー原液」を作成。


(材料)
- 200cc程度の容器
- 水100cc
- 重曹小さじ2
- 植物油100cc
- 食器用洗剤少々(数滴)
この原液を水で薄めて、うどんこ病が発生している葉に散布(スプレー)しました。
気になる効き目ですが、
他の方法と比較した訳ではないのですが、全体に広がるのは防げました。
ある程度は効果があったものと思っています。



あまりにも症状がひどい葉は取り除くことをおすすめします
定植後40日の様子はこんな感じでした。
うどん粉病も広がらず、雄花が咲き始めました!





今のところは順調だね!


雌花(めばな)が咲かずに黄色く枯れる!?
「雄花(おばな)ばかりが咲いて、雌花(めばな)が咲かない( ; ; )」
「雌花(めばな)の蕾はつくのだけど、なぜか咲かずに黄色くなって枯れてしまう( ; ; )」
かぼちゃ栽培初心者の方が必ず感じることになる不安ではないかと思います。



私の場合は、雌花(めばな)の蕾はつくけど、咲かずに枯れちゃうパターンでした









でも、大丈夫!
かぼちゃに限らずですが、雌花(めばな)と雄花(おばな)がある植物のほとんどは、最初うちは雄花ばかり咲き、
ある程度成長したところで雌花(めばな)が咲きます。



8節以降に雌花(めばな)がつくのが普通らしいので焦らずに待ちましょう
ちなみに、せっかく着花した雌花(めばな)が咲かずに枯れてしまうというのも自然な生理現象とのこと。
実をつけるための体力が備わっていないと株自身が判断しているそうなので、こちらも気長に待つのが正解。
ちなみに、「節(せつ)」とは、“茎上で葉っぱが付いている部分のこと”をいうのですが、
バターナッツかぼちゃの場合は、第10〜13節あたりに最初の実をつけるとのことでした。
こちらも焦らずに待ちましょう。





8節までに雌花がついた場合は奇形になることが多いらしいです。
早めに摘み取ってしまいましょう
空中栽培へ切り替え!?
狭い畑に4株も植えたこともあり、かなり葉が茂ってわしゃわしゃしてきました。
黄色くなった葉や役目の終わった雄花を取り除いたりしていましたが、
思い切って、空中栽培に切り替えることを決意。
支柱の組み方は色々とあるみたいですが、今回は、一番簡単そうな「合掌型」にしました。



本当は定植した段階で支柱を組むのがベスト!
支柱組に必要な道具類は以下の通りです。
- 180cmの支柱4本
- 220cmの支柱1本
- 麻ひも
- 家庭菜園用のネット
まず、180センチの支柱を交差するように斜めに土に指し、横に220cmの支柱を渡します。
交差部分をあさひもでしっかりと固定し、ネットを貼れば出来上がりです。


このあと、ネットに蔓を誘引して、空中栽培に仕立てる予定です。



風通しと日当たりも良くなるし、狭いスペースを有効に使えるのが空中栽培のメリットだと思います
まとめ
初めてのバターナッツかぼちゃ栽培ですが、うどん粉病の防除には成功したっぽいし、ここまでは順調にきています。
これからしっかりと雌花が咲いてくれるか、少しドキドキしながら待ちたいと思います(忍耐)。
今回作業のまとめです。
- 本葉6枚ぐらいの時に親づるを摘心(カット)し、子づるを伸ばす
- ウリ科植物の天敵、うどん粉病を防除。早めの対応が大事
- 雌花(めばな)がなかなか咲かない不安を克服
- 狭いスペースの有効活用、日当たりと風通し確保のため、空中栽培にチャレンジ
そろそろ、雌花(めばな)が咲くと思うので、次回の記事は「人工授粉」ですかね。



無事に収穫できますように!



最後まで読んでくれて、ありがとうございました〜。
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元々は農業高校の教科書として作成されていたものらしいですが、
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野菜ごとの栽培方法に関する記載もありますし、1冊持っておくと重宝しますよー。


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