【書評No.2】超バカの壁

バカの壁に続き、超バカの壁を読みましたので感じたことなどを書き連ねます。 

  • バカの壁を読んだ方
  • 多面的な視座を身につけ、バカの壁を超えたいと考えている方
  • 養老節が好きな方

この本を読んだきっかけはいたってシンプル。「バカの壁」読んで、「一元論」からの脱却が大事というのはわかったものの、もう少しちゃんと理解したいなーと思ったから。

この記事を書いているGeorge(父)は、都内在住サラリーマン(妻1人子供3人)。不毛な通勤時間をほぼ全て読書に費やし、年間100冊程度の本を読んでいます。自らの備忘も兼ね感想などを書き連ねます。

超バカの壁は、いわずと知れた大ベストセラーであるバカの壁の続編。と思って読んでいたら、その間に死の壁という正当な続編があるらしいです。本書は、バカの壁、死の壁を書いて以降の読者から寄せられた疑問に対する答えを書き連ねた形のエッセイ。

George(父)

タイトルだけ見て続編と勘違い💦
とはいえ、違和感なく読み進められました

  • タイトル:超バカの壁
  • 著者  :養老孟司
  • 出版年 :2006年
  • 出版社 :新潮社
  • 評価  :⭐️⭐️⭐️⭐️☆(4)
目次

\ それでは、いってみましょう /

個人的に共感できたテーマを3点。

ニートに感謝する

社内に働かずにお給料をもらっている人が少なからずいる。こういう社内ニートの方に腹を立てるのはお門違いで、働かない人がいるから、自分が少し頑張れば重宝されると考えようというお話。

「自分は一生懸命仕事しているのに、対価に見合った仕事をしてない人がいて不公平だ」と考えて要らぬストレスを溜めているくらいなら、このような考え方は大事。

集団におけるパフォーマンスの良さの割合は、結局のところ2割(高)、6割(中)、2割(低)に収束していくとする2−6−2の法則(働きありの法則)を思い出しました。

けー(中1長男)

真逆の視点から捉えてみるのが大事なんだね
ピンチはチャンス!

すっきりしなくていい

靖国問題等、韓国、中国との間のなかなか解決しない問題を例に、「すっきりさせないこと」も大事だとおっしゃています。

自分がすっきりすれば、相手がスッキリしない。相手がすっきすると今度は自分がスッキリしない。喧嘩になる。あえて、「すっきりさせない」ということが良いこともある。

「なあなあ」とか、「うやむや、いいけげん」と考えてしますけど、こういった後ろめたさを持ちながら進むということが良いこともありそうだなと思えました。これも取り入れたい視点、考え方。

George(父)

たまに、「結局、この会議では何が決まったの!?」とか血相変えて怒っている人がいるけど、「白黒つけにくいということがわかっただけでも新たな気づきですよ」とか言ってみようかな、怖いけど

社会の穴を埋めてお給料をもらう

社会が必要とするもの(穴)が先にあって、その穴を埋める(ニーズを満たす)ことが給料を得るということ。自分のやりたいこと、自分にあった仕事を最初から探すのは視点がずれているよ。というご意見。

この社会の穴を埋めるという感覚が欠如すると、穴を埋める前に山を作り出す。無駄な橋や箱物施設ばかり作る公共投資につながる。

目の前の仕事を一生懸命取り組むと、自分が埋めるべき社会の穴が見えてくる。たまに、穴も埋めずに山を作ってばかりの人もいるけど、平坦な道に山ばかり新しく作って、世の中の環境変化が早い。世知辛いなどと言っていることはある意味滑稽なのかもと感じました。

George(父)

多面的な視座を持ってものを見る重要性をあらためて実感

\ 最後に一言/

こちらで紹介したのは本書の一部です。ライブドアの話、郵政民営化、靖国参拝問題、などなど、今30代後半以降の方には懐かしい話が出てくる点も嬉しいです。他にも日本は外国と違って無意識の中に自己が存在するので、「自分はいったい何者か?」などと改まって考えなくていいよとか、「ハッと」する視座をたくさん提供していくれていて面白いです。ぜひ、読んでみてください。

物事が行き詰まった時、「ああすればこうなる」という考え方を半分捨ててみよう!

けー(中1長男)

最後まで読んでくれてありがとうございました〜

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この記事を書いた人

40代都内サラリーマン🧑‍💼 妻1人、子供3人の父
新しいもの好きで飽きっぽい性格。人生とことん楽しむために、仕事も頑張る
座右の銘は「知らぬが仏、忘れるが勝ち」
↓このあたりをテーマに不定期に配信します
読書、家庭菜園、家族、Python、機械学習、筋トレ

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