さーちゃん、「苦しかった時のことを話をしようか」って本を読んでみないか?森岡毅さんが書いた本
またかい!それって、あのUSJを立て直した人の話でしょ?
成功の話ばかりじゃ、面白くないって
いやいや、今回は本当にためになるよ。文系にしようか理系にしようか悩んでたでしょ。騙されたと思って読んでみて
ずばり、本書を読むと次のことがわかります。
自分の将来や仕事のことを考える際の「考え方(“虎の巻”)」
→すぐに答えが気になる方は、最後のまとめへGO🏃♀️💨
- やりたいことがなくて困っている方
- 就職、転職活動中の方
- 自分の将来やキャリアに対して前向きになりたい方
この記事を書いているGeroge(父)は、都内在住のごく一般的なサラリーマン(管理職)。通勤電車のほぼ全てを読書に費やし、ビジネス書を中心に年間100冊程度の本を読んでいます。(プロフィール)。
森岡毅さんの本はすべて読んでいます。沖縄の新テーマパーク「ジャングリア」もとても楽しみです
\ それでは、いってみましょう
キャリアに悩む人の共通点
思い起こせば高校生になった頃から、将来の「キャリア」について漠然と悩んでいたような気がします。
文系か理系か、大学はどうしようか。将来はどんな仕事に就こうか……
私は今40代。
孔子の有名な言葉を思い出しました
「子曰く、吾十有五にして学に志す、三十にして立つ、四十にして惑わず、五十にして天命を知る、六十にして耳順う、七十にして心の欲する所に従えども、矩を踰えず。
孔子 論語
40代に突入したけど、キャリアについては相も変わらず迷子になっております😅
そんな私に、森岡さんは断言します。
「キャリアに悩む本質は、世の中を知らないからではなく、自分自身を知らないからだ」
自分の軸(特徴)を考える
「自分自身を知らない」とは、自分の「軸(特徴)」を知らないと言うことです。
自分の「軸(特徴)」は、自分の「好きなことの中にある」と森岡さんは言います。
結局、人って自分が好きなことをやっている時が一番幸せだし、力を発揮できるというメッセージですね。
どんなに給料や待遇が良くても、自分が興味を持てないことや不向きなことを
何十年間もやり続けることって、難しいですですよね。
好きなことなら苦しくたって頑張れるしね!
「強み」=「特徴」+「文脈」
とはいえ、ある程度の経済的な自由を得ようと思うなら、
「軸(特徴)」が自分の「強み」であることが必要です。
「強み」とか言われると、一気に自信がなくなる……
「文脈」次第でなんでも「強み」になるから、あまり難しく考えなくても大丈夫だよ
例えば、「口下手で喋るのが苦手」という特徴は、
話を聞いてほしい人からすると「聞き上手」と捉えられ、
カウンセラーなど共感力が必要とされる職業では強みになる可能性があります。
「家庭菜園が好き」という特徴も、「メンタルヘルス」と言う文脈で強みになるかもしれません。
自分の「強み」については、以下の等式が成り立つのです。
3タイプに分けて考える
森岡さんとっておきの、自分の強みを把握するためのフレームワークが紹介されています。
ざっくりいうと、以下の通り。
カンタン2STEPです。
書き出す内容は、いちご、スイカ、等の名詞ではなく、「いちごを食べること」、「スイカを育てること」といった具合に、動名詞とすること
まずは、ざっくりと自分のタイプを把握するイメージ
(参考)3つのタイプ
L型
(Leadership)
- 人々を統率して動かす力を強みとするタイプ
- 趣味:ランニング、ジムなどストイックなもの
- 向いている職種:管理職、経営者、PMなど
T型
(Thinking)
- 考えることが好きな思考力を強みにするタイプ
- 趣味:戦略ゲーム、将棋、読書、プログラミング
- 向いている職種:ファイナンス、コンサルタント、アナリストなど
C型
(Communication)
- 伝える力や人と繋がる力を強みとするタイプ
- 趣味:SNS、パーティ、ゴルフ、旅行、など
- 向いている職種:営業、広報、政治家、ジャーナリストなど
100個の好きなことを書いた付箋を難しく考えずにこの3つに分けてみると、自分の特徴がなんとなく見えてきます。
ここで把握したのは、あくまで自分の特徴。
必ずしも1つとは限らないし、どれもある程度あることが普通です。
特徴を強みに変える文脈(環境)探し
自分の特徴が把握できたら、次は特徴を強みに変える文脈(環境)探しです。
3つのタイプで C、すなわち「伝える力や繋がる力」が際立っている人は、例えば営業職全般で強みを発揮できる。
Tのタイプであれば、データサイエンティストであったり研究職なんかが向いている、といった具合です。
ただ、タイプ分類はあくまで今の自分のタイプであって、
「将来はこうありたい」という想いがあるのであれば、そこを目指すこともOK。
キャリアを勝ち取るための心得、本当に苦しい局面とは
最後に、本書を読んで印象に残っている森岡さんからの熱いメッセージを記しておきます。
人が最も苦しい時とは、死ぬほど働いて忙しい時ではなく、自分自身で自分の存在を疑う状況に追い込まれた時。だからこそ自分を知ることが重要。
強い人間は、環境に合わせて自分を変えるか、自分に合わせて環境を変えるか、そのどちらかができる人だ。
挑戦する不安は未来への投資。挑戦しないから失敗もしない自分よりも、挑戦するから失敗してしまう自分の方が圧倒的に強くなれる。
「苦しかった時の話をしようか」著者:森岡毅
まとめ
本書の内容をまとめると以下のとおりです。
- キャリアに悩む本質は、「世の中を知らないから」ではなく、「自分自身を知らないから」
- キャリアに悩んだ時にまず考えるべきことは「自分の軸」
- キャリア戦略とは、その人の目的達成のために、自分が持っている「特徴」を認識し、その特徴が「強み」に変わる文脈を探すこと(強み=特徴+文脈)
- 自分の特徴は、自分の好きなことを振り返るとわかりやすい。そのうえで、「Thinking」、「Communication」、「Leadership」の3タイプで区分するフレームワークを使おう
- 人が最も苦しい時とは、死ぬほど働いて忙しい時ではなく、自分自身で自分の存在を疑う状況に追い込まれた時。だからこそ自分を知ることが重要
- 強い人間は、環境に合わせて自分を変えるか、自分に合わせて環境を変えるか、そのどちらかができる人
- 挑戦する不安は未来への投資と心得て、自分の職能(スキル)を磨く挑戦を続けていこう
なるほどね〜。さっそく、自分の好きなことを100個を書き出してみようかな
ぜひ、本書を読んで自らのキャリアを振り返ってみてください。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました〜。
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