アボカドは栄養価も高く「森のバター」なんて呼ばれる美味しい果実ですが、我が家でも大人気です。これ、家で育ててみたいと思ったことありませんか?
私は、大きく丸々とした立派なタネを見るたびにいつも思っていました。
いろいろと調べてみると、実はとてもカンタンに水耕栽培ができることがわかったので挑戦。本記事では、アボカド水耕栽培の方法やおすすめのポイントなどをご紹介できればと思います。
- アボカドが好き好きでどうしようもない方
- 手軽に家庭菜園や水耕栽培を楽しみたい方
- 疲れた日常に癒しが欲しい方
この記事を書いているGeorge(父)は都内在住のサラリーマン(妻1人子3人)。一週間に1〜2個のアボカドが食卓に並ぶこともあり、1年半ほど前からアボカドの水耕栽培を試行錯誤しています。
\ それでは、いってみましょう /
アボカドってどんな植物?
身近なアボカドですが、一応調べてみました。
「著作物」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』2023年4月29日 (土) 13:23 UTC、URL: https://ja.wikipedia.org/wiki/アボカド
- メキシコ、南アメリカ原産
- 低温に弱く、主に熱帯や亜熱帯で生育
- 常緑広葉樹の高木で野生のものは樹高が30メートル
- 日本で普及したのは昭和後期から
品種による耐寒性の違いもあるようですが、路地でも屋内でも年間を通じて10℃以上ないと育てるのは難しいようです。
一方、アボカド人気の高まりと温暖化の影響もあり、西日本を中心にアボカド栽培に取り組まれている農家さんもいらっしゃるとか。
スーパーで流通しているアボカドは、早めに収穫した実を長距離輸送の間に完熟させたものになりますが、国産であれば収穫のタイミングをギリギリまで伸ばせるし、絶対おいしいはず!
たまに「アボガド」と「アボカド」どっちだっけ?となるけど「アボカド」が正解。ずっと「アボガド」だと勘違いしてたな…。
タネならいっぱいあるんだし、お父さんがアボカド作っちゃいなよ
アボカドの実は獲れるの?
理由は主に3点です。
*スーパーで売っているアボカドの種から果実を取ろうとした場合
理由①:耐寒性がない
種類によって耐寒性は異なりますが、年間を通じて10℃以上ないとしっかりと育たず、落葉してしまいます。国内の路地で栽培できる地域は温暖化の影響があるとはいえ、とても限定的だと思われます。短期間でも霜に当たってしまうと枯れてしまうくらい寒さには弱いです。ちなみにプロ農家さんは、「接木」という耐寒性のある植物と合体させるスペシャルな技術を駆使し、耐寒性のある苗木で育成しているようです。
理由②:同じ品種のみを植えているだけでは受粉できない
アボカドは雄花と雌花が一緒のタイミングでは咲かず、開花パターンの違いによってAタイプとBタイプの2種類があリます。なので、異なったタイプのアボカドを2つ以上植えないとしっかりと受粉ができず、実がなることはありません。人工授粉が必要です。
理由③:種から実ができるまで5年以上
仮に、暖かい環境で、2タイプのアボカドの種を用意して栽培するとしても、種から実ができるまでは5年以上かかるため、よっぽどの根気がないと家庭菜園で果実を収穫するのは困難でしょう。
収穫までは難しいというのは想定内だったな。家庭菜園はその土地にあった植物を育てるのが基本というし、あきらめて次に行こう!
まじかよ。相変わらずお父さんは飽きっぽいなー。こんな立派なタネを捨てるなんて…。(心の声)サイテー
気軽に水耕栽培するのがとても楽しい
娘にダメだしをもらったためもう少し調べてみたところ、実が取れるまでは難しいけど「水耕栽培」がとてもカンタンで楽しいらしい。
ということで思い立ったが吉日、挑戦してみました。
- カンタン、場所取らない、手間要らず
- 根っこや芽が出てくる様子が面白い
- 冬でもできる
- お部屋のインテリアに最適
オススメ①:カンタン、場所取らない、手間要らず
アボカドの水耕栽培は本当にカンタンにはじめられるので、手順を紹介しますね。
アボカドを調理する際に包丁を使うと思いますが、できるだけ傷つけないように優しくお願いします。
取り出したばかりのアボカドの種のぬめり成分には発芽抑制効果があるため、しっかりと洗いましょう。
必須の作業というわけではありませんが、これまでの経験上、皮を剥いた方が発芽(根)が早いです。娘にお願いすれば喜んでやってくれます😛
最初は少し勇気が必要ですが、思い切って3本同じ高さに斜めに刺しましょう。5〜8mmくらい刺せば十分です。種の重要な部分を傷つけることはありませんので安心してください。
なんでも良いので透明の容器を用意してください。ペットボトルをカッターで切ったものでも可。容器にアボカドを置いて、種の下側(尖ってない方です)3分の1程度が浸かる程度に水を入れたら出来上がり🎵
15分あれば一丁あがり
オススメ②:根っこや芽が出てくる様子が面白い
透明の容器を用意すれば、アボカドの種から根っこが出て、芽が出てくる様子が楽しめます。
路地栽培だとほとんど根っこを意識することはありませんが、大きな種からニョキニョキと太い根っこが出てくる様子は感動します。植物の水耕栽培が初めての方は、じっくり観察してみてください。
ちなみに、大抵の植物と同様、アボカドも根っこが先に出て、その後に芽が出ます。個体差はありますが、根が出てから芽が出るまでの時間差がそれなりにあります。
この辺り、「人間の成長と通じるところがあるな」などと考えながら観察していると面白いです
オススメ③:冬でもできる
耐寒性の乏しいアボカド。発芽適温は20度以上と言われています。
さすがに冬に土植えは厳しいですが、屋内の水耕栽培であれば十分に発芽(発根)します。
私の場合、エアコンをよく効かせた日当たりの良い場所において、30日〜45日で発根しています。
アボカドは乾燥に弱い植物で水が大好きです。
水耕栽培であれば問題ないですが、屋内のプランター栽培とする場合は、
他の観葉植物と比較してもやや多めに水を与えた方が良いでしょう。
タネの上部を3mmくらい切ると、発根しやすくなるよ!
オススメ④:お部屋のインテリアに最適
おしゃれな水耕栽培用のグラスで育てれば、それだけでお部屋のインテリアになります。
経験上、水耕栽培でも50cmくらいまでは育てることはできるのですが、種に含まれる養分も限りがあるせいか、それ以上大きく育てるのは難しいです。やはり植物の基本は土です。
根っこの観察に十分満足したら、小さいおしゃれな鉢に植え替えてみてはいかがでしょうか。下の画像は、土の上にハイドロボールを敷いて小ハエの発生を抑えつつ植え替えてみた様子です。
観葉植物としても立派な存在感があって、まさに2度楽しめます。癒されます。ぜひ試してみてください
実はムーミンも大好き。ガチャガチャでGetしたムーミンフィギュアを添えて「好き×2」を毎日眺めています。皆さんも自分好みのアボカド水耕栽培ライフを楽しんでください
はじめての記事にしては上出来ではなかろうか
なお、アボカド栽培についてもっと深く知りたい方は、こちらの本がおすすめ!
私が知る限り、アボカドの栽培方法を詳しく解説した本はこれ以外にないと思います。
アボカドがいかにデリケートな植物であるか、よくわかりますww
以下の本は写真も豊富、わかりやすい点が特徴。こちらもよろしければ!
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まとめ /- アボカドはみんな大好きな果実
- 家で作りたいのは山々だけど、難しそう
- 収穫まではできずとも、カンタンに水耕栽培して楽しめて、癒しになる
- アボカドは最高です
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