2024年春がやってきました。家庭菜園です。
今回紹介するのは、「バターナッツかぼちゃ」。
南アメリカ原産で、アメリカでは結構人気のあるカボチャさんです。
乾燥地域でもよく育ち、ピーナッツのような形とバターのような滑らかさから、
「バターナッツ」というネーミングがなされたそうです。
名前だけで美味しそう!
原産地:南アメリカ
栄養素:食物繊維やビタミン、マンガン等が豊富
アメリカ原産だけど、なぜかニホンカボチャ種なのが面白いですね
2023年9月に日テレさんで放送された「満点☆青空レストラン」を拝見し、
無性に作りたくなってしまいました(笑)
2024年の新たなチャレンジです。
カボチャ系を栽培したのは、むか〜し昔に「コリンキー」という生で皮ごと食べることができるという変わりダネを栽培して以来です。
毎年、何か1つは新しい品目にチャレンジしたい性分で……
この記事を書いているGeroge(父)は、都内在住のサラリーマン(管理職)。10年以上前からプランターと1坪の畑で家庭菜園を楽しんでいます(プロフィール)。読書も大好きです。
- ちょっと変わりダネなバターナッツカボチャを種から育ててみたい方
- バターナッツの美味しい食べ方を知りたい方
- 家庭菜園が大好きな方
最終的には失敗するかもしれないけれど、それも含めて、良かったら参考にしてもらえれば嬉しい限りです。
\ それでは、いってみましょう
カボチャの基礎情報
せっかくなので、まずはカボチャ全般について調べてみました。
国内生産量
日本国内のかぼちゃの生産量は約18.3万トン(2022年)。
県別でいうと、北海道が1位で全体の50%以上を占めています(令和4年作物統計調査 出所:農林水産省)。
ちなみに、輸入だと最近はニュージランド産とかが多いみたいですね
- 1位:北海道 94,000 t 51.3%
- 2位:鹿児島 6,820 t 3.7%
- 3位:長野 6,690 t 3.6%
- 4位:茨城 6,360 t 3.4%
- 5位:長崎 4,750 t 2.6%
北海道はスケールが違うね!
カボチャの種類
国内のカボチャの種類は大きく3系統に分かれます。
16世紀に導入されたものが「日本カボチャ」。明治以降に導入された「西洋かぼちゃ」。
そして「ぺポカボチャ」、の3つです。
「日本カボチャ」は、ねっとりとしていて煮崩れせず、見た目は凸凹しているのが特徴。
「西洋カボチャ」は、甘みが強く食味が良いため、日本で食卓に上がる9割のカボチャが「西洋カボチャ」であると言われています。
見た目は「日本カボチャ」と比較してツルッとしています。
最後の「ぺポカボチャ」は、日本では「おもちゃカボチャ」とも呼ばれている系統。
硬い皮がないことが特徴で、ズッキーニなどは、こちらの系統に属します。
ハロウィンで使われるカボチャは、くり抜いたり加工したりしやすいから、ペポカボチャを使うことが多いんだって
そして、今回の主役が「バターナッツかぼちゃ」です。
見た目が可愛すぎるのと、“バター”+“ナッツ”のネーミングのせいで、美味しそうに見える(実際に美味しいのか?)という特徴があります(主観です)。
実際に、美味しいのかどうかまでを今年は確かめたいのです
ということで、今シーズンはこの「バターナッツかぼちゃ」を作ってみようとなったのでした。
繊維質が少なくて、加熱するねっとり感も出てくるから、スープにすると美味しいんだって!
こんなのを食すのが目標です!
バターナッツは種から育てるしかない
初めての作物は苗から作る方が断然、成功確率が高まります。家庭菜園10年の経験則です。
早速、ワクワクしながらホームセンターや園芸店に出向いたのですが……
カボチャの苗ってあまり売ってないことが判明。
売っていたとしても、今回目的のバターナッツはマイナー品種ということもあり、全然売っていません。
こうなったら、種から育てるしかない!、と、タキイ種苗さんの種を購入。
早速、ポットへ種を蒔きました。
発芽(種まきから6日後)
バターナッツかぼちゃの発芽適温は、25〜30度。
4月はまだまだ寒いので、屋内で簡易育苗箱を作って管理していたところ、なんと6日後に発芽!
ちなみに、発芽までに実践したことは、以下の4つです。
- 簡易育苗箱を作成
- 昼間はできるだけたくさんの陽が当たる窓際に置いていた
- 逆に、夜は毛布をかけていた
- 育苗箱の底を湯たんぽで温めてみた
- 毎日朝に、霧吹きを使って水やりをした
そこそこ頑張ったとはいえ、6日で発芽するとは想定していなかったので幸先は明るいです。
ちなみに、発芽率は7割くらいですかね。
実は、育苗箱使って3月頭にタネを撒いたポッドもあったのですが、全く芽が出る気配がありませんでした。
温度管理が難しい面もあったと思いますが、結局は植物が好んで育つ季節があるんですよね
自然の摂理には逆らえないのだ
苗の良し悪しで、その作物の収穫の大半が決まってしまうという意味で「苗半作」と言います。
「苗作り」で勝負が決まると言っても過言ではないので、きめ細やかにお世話したいですね。
育苗箱作るのめんどくさい!という方は、こんなのもあります。
あまり苗の出回らない希少野菜を種から育てる場合は、こんなのも便利
新しい作物を気軽に栽培できるのが、家庭菜園の醍醐味ですよねー。
続きは、畑に定植した段階で記事にしようと思います。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました〜。
記事を気に入ってくれたら、SNS等で拡散していただけると大変嬉しいです
(2024.5.8 追記)
ご質問いただいたので……
写真の育苗箱の下に敷いている土は、バーミキュライトです。
バーミキュライトは土壌改良材ですが、保水性や菌にも強いため、種まき用土として良く使われるようです。
隙間に水を蓄えられる性質を持っていて、ホッカイロの材料なんかにもなっているとのこと。
庭の土に腐葉土と一緒に混ぜ込むといい感じに仕上がります。
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