今回の記事は、バターナッツかぼちゃの栽培日記Part②「定植編」です。
Part①「育苗編」から少し間が空いてしまったのにはある理由が……
なんと、隣家(空き家)の軒下に、スズメバチの巣ができていたのです。
まだ初期のものですが、畑から3メートル。たまに🐝ブーンとされて……怖くて作業できませんでした😭
管理者に連絡をとって無事に駆除いただきました!
ということで、ようやくバターナッツの自家苗を定植できましたので記事にします。
参考にしていただければ幸いです。
- ちょっと変わりダネなバターナッツカボチャを種から育ててみたい方
- バターナッツの美味しい食べ方を知りたい方
- 家庭菜園が大好きな方
前回までのあらすじ
前回(育苗編)の内容をまとめたものは以下のとおりです。
- バターナッツは南アメリカ原産でアメリカで人気のあるカボチャ
- 形がピーナッツに似ており、滑らかさがバターに似ているため「バターナッツ」と名付けられる
- 栄養素は食物繊維、ビタミン、マンガンが豊富
- 近所園芸店には、苗が売っておらず種を購入。種から育てることに。
- 種をポットに蒔いて自家製簡易育苗機にセット。発芽適温は25〜30度
- 運良く6日後に発芽成功
- 発芽までの間は温度管理に最善の注意を払う
- 無事に発芽(発芽率は約7割)
詳しくは記事を読んでみて!
さあ、定植しよう
個人的には、「収穫」の次に好きな作業が「定植」です。
なぜ「定植」が好きなのかといえば、土いじりが好きなんだと思ってます。
それでは、バターナッツかぼちゃの苗を定植する際の作業内容やポイントなどを紹介します。
バターナッツは初めて栽培する品目なので、見よう見まねなのですけどね😅
定植するタイミングは?
野菜の種類によって定植するタイミングはいろいろとあるようですが、
バターナッツかぼちゃは、本葉が2〜3枚になった頃が推奨されています。
我が家の苗もそろそろ定植時期(下図)。
4月になって徐々に気温も上がってきましたが、基本的に苗は屋内で管理してました
小さい苗は強い風に当たると弱っちゃうから要注意だよ!
なお、生育適温は20〜25 ℃です。
極端に暑くも寒くもない中間地の植え付け時期は4〜5月が推奨されていることが多い印象ですね。
今回の定植は5月19日です(ちなみに地域は東京)。
屋内で育てた苗は、外の厳しい環境に慣れていません。
このため、いきなり定植するのではなく、少しずつ外の環境に慣らすことが大事なのですが、
これを「順化」といいます。
定植前に、1〜2日程度外に出してしっかりと太陽の光に当てると定植後の育成がスムーズになります。
土づくり
今回はプランターではなく、小さな畑に路地植えすることにしました。
となると、まずは土づくりです。
畑に腐葉土を投入し、満遍なく苦土石灰を撒きました。
苦土石灰は雨が多く、酸性に傾きがちな土壌を食物の育ちやすい弱酸性へと中和してくれる土壌改良剤
定植1週間前に、定番の化成肥料(窒素8、リン酸8、カリ8)を撒きました。定植前に与える「元肥」というやつですね。
路地植え栽培の基本、畝作り。4㎡くらいの小さな畑なので、とりあえず高さ20cm 、幅60cmくらいのものを2つばかり作りました。
「畝」を作ると、水はけと通気性が向上して、根の張りが良くなるんですね。
定植作業後の様子。
水をたっぷり与えましょう
風除け、病害虫防除
まだ夜は寒いし風も強いので、「寒冷紗」をかけて、「敷き藁」を雑にまぶして置きました。
ウリ科の野菜に寄って来るスーパー害虫「ウリハムシ」の対策にも多少はなるのかな〜と。
敷き藁は、雨による泥はねを防ぎ病気になりにくくなるよ。あとは、土の乾燥を防いだり、効果抜群!
収穫が終わった後にはそのまま土に混ぜちゃえばいいなど、使い勝手も抜群。風で飛ばされることもあまりないですよ
小さい苗は外部環境や病害虫に弱いため、ある程度苗が大きくなるまでは、
支柱を4本たてる「あんどん仕立て」という苗を守る方法もあります。
コンパニオンプランツを添えて
昨年は、同じ場所にトマトやパプリカを植えていたのですが、その際「ネコブセンチュウ」にやられました。
「ネコブセンチュウ」とは、センチュウという土壌害虫が寄生し植物の根っこが肥大化して、
うまく栄養分を吸えなくなってしまう厄介な病気です。
土壌消毒はしたのですが、まだちょっと心配だったので、
センチュウに毒性を持つとされる「マリーゴールド」も隣に植えてみました。
コンパニオンプランツは、ある植物と一緒に植えると「相性のいい植物」のことです。
一定の病害虫を防いでくれたり、野菜の成長を促進してくれます。
受粉まで助けてくれるらしいですよ
見た目も綺麗だし、良いことばかり!
ぜひ植えておこう!
まとめ
最後に、バターナッツの定植で実施したことをまとめておきます。
- 植え付け前の土づくり(2週間前に苦土石灰、1週間前に化成肥料、ほか)
- 畝作り(高さ20cm)
- 寒冷紗、敷き藁を使って風除け対策、病害虫の防除対策を実施
- コンパニオンプランツ(今回はマリーゴールド)を添えました
無事に定植まできたので、次のPart3では、「定植後の管理」をテーマに記事化する予定です。
さて、どうなることやら…….
無事に収穫したいなぁ
最後まで読んでくれて、ありがとうございました〜。
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