【初心者の失敗】オベサを枯らした話 | 屋内取り込み→根腐れ→胴切り→干からびるまで

目次

はじめに

私は珍奇植物にハマって約1年の素人です。

まだまだわからないことだらけで、日々試行錯誤しながら植物たちと向き合っています。そんな中、今回はユーフォルビア・オベサの管理で新たな失敗をやらかしてしまいました。

同じような失敗をする人が減るように、恥を忍んでブログに残しておきます。皆さんの参考になれば嬉しいです。

この記事を書いているGeroge(父)は、都内在住のサラリーマン。通勤電車のほぼ全てを読書に費やし、年間100冊程度の本を読んでいます。また、家庭菜園と珍奇植物集めが大好きです(プロフィール)。

実生4年目のオベサとの日々

今回の主役は、実生2〜3年目くらいのユーフォルビア・オベサです。コーナンで1,000円でGETしたもの。

まん丸のフォルムがかわいい。

春先の5月頃から、屋外の屋根のある場所で管理をしていて、春から夏、そして秋の初めまで、屋外でスクスク育ってくれていたオベサ。

特に問題もなく、順調そのもの。

秋の訪れ、屋内への取り込み

東京も10月の後半になってくると、夜の気温がぐっと下がってきました。12〜13℃くらい。

「そろそろ寒くなってきたし、屋内に入れた方がいいかな」

そう判断して、オベサを屋内へ取り込むことにしました。

屋内の管理環境は、LED照明とサーキュレーターを使った、よくある植物棚管理です。多肉植物を育てている人なら見慣れた光景だと思います。

屋外から屋内への環境変化は大きいので、水やりは控えめにしようと思っていました。

急に水をあげすぎると、根腐れのリスクがあるって聞いていたので。

ここまでは良かったんですよね。問題はこの後です。

異変の始まり

屋内管理を始めてから1週間が経った頃。

何気なくオベサを触ってみたら、「あれ?なんだか少し柔らかくなっている。

オベサって健康な状態だと、パンパンに張った硬さがあるはずなのに、この感触は明らかに違う。

「屋内管理に移行してから、まだ一度も水をあげていないし…水不足かな?」

そう考えた私は、水やりをすることにしました。

「水分を吸収すれば、また固くなるでしょ」って軽い気持ちだったんですよね。

George(父)

この時点では少し柔らかいなー程度だったんですが・・・

3日後、状況は悪化

水やりをしてから3日後。

土の表面は乾いているように見えました。

「よし、水はちゃんと吸収されたかな」って思ったんですけど、オベサの柔らかさは治っていない。

それどころか、よく見ると緑色の肌が少し黄ばんできているような気がする…

「え、これって…」

嫌な予感がしました。

根腐れじゃないか?

根腐れ発見

急いで鉢から抜いてみることにしました。

そしたら…やっぱり。今度は想定通りの、でも望まない展開。根っこが茶色く変色していて、明らかに根腐れを起こしていました。

「うわぁ・・・やっちゃった」

屋外から屋内への環境変化で、土の乾きが遅くなっていたんでしょうね。それなのに、柔らかくなったからって安易に水をあげてしまった。

完全に判断ミスでした。

George(父)

土に埋まっていた部分がかなり柔らかい。完全に腐ってる・・・

こうなったら外科手術しかない

覚悟を決めて、胴切りをすることを決断。

けー(中1長男)

そもそもアガベのように胴切りしていいの?

ネットで調べる限り、胴切りして復活しているケースもあるみたい。

カッターナイフを熱湯でしっかり処理して、腐っている部分を切り取っていきます。

まずは根っこ部分。

断面を見ると、完全に腐っている。。。

綺麗なところが出てくるまで、どんどん切り詰めていって…

残ったのは、元の半分以下の大きさになってしまったオベサ。

残った部分はまだ硬い。

なんだか罪悪感を感じながらの作業でした。

でも、ちゃんと殺菌処理して乾かせば、ワンチャン復活するかもしれないしね。

ベンレート処理と乾燥作業

まずはベンレート(殺菌剤)で断面を殺菌。これやっておかないと、また腐敗が始まっちゃうので重要な工程です。

そして、ここからが乾燥作業。

パキポディウムとかの塊根植物を胴切りした時は、しっかり乾燥させるのが鉄則って聞いていたんですよね。

だから、オベサも同じようにしっかり乾かそうと思ったんです。

5日目までは順調だった

1日目、2日目、3日目、4日目、5日目…

断面もいい感じに乾いてきて、「よし、順調だな」って思っていました。

でも、6日目。

「あれ?なんか縮んだかも?」

オベサ全体が、心なしか小さくなったような気がしたんです。

「まあ、乾燥してるから多少は縮むよね」

って楽観的に考えて、そのまま乾燥を続けました。

1週間後の衝撃

そして1週間後。

干からびたヒトデのような姿になっていました。

もうね、見た瞬間「あ、終わった」って思いましたね。

まん丸だったオベサが、シワシワに縮んで、色も茶色っぽく変色して。完全に水分が抜けきって、カラカラに干からびていました。

「ミスった…完全にミスった…」

失敗の原因:乾燥させすぎた?

振り返ると…乾燥させるにしても、LEDの光がガンガン当たるところにおいていてはいけなかったのかなーと思います。

オベサの中の水分が抜けきってしまいました。

George(父)

パキポディウムみたいな塊根植物は、胴切り後に1週間とか、場合によっては2週間くらい乾燥させても大丈夫ということに引きずられました

胴切り後は、断面が乾いた段階で早めに土に植え戻すべきだったのかな。

植物ごとに管理方法が違うって、頭ではわかっていたつもりだったんですけど、なかなか実践するのは難しいです。

失敗から学んだ教訓

今回の失敗を今後の糧にしなければ……

1. 屋内取り込み後の水やり判断は慎重に

屋外から屋内への環境変化は、見た目以上に大きそうです。

柔らかくなったからといって、すぐに水やりをするのは危険でした。

まずは鉢から抜いて根の状態を確認すべきだったと反省。

2. オベサの胴切り後は乾燥させすぎない

これが今回の最大の失敗ポイント。

パキポディウムなどの塊根植物と同じ感覚で管理してはいけなかった気がします。

オベサは水分を多く含む多肉植物なので、胴切り後の乾燥は2〜3日で十分かも。

断面が乾いたら、早めに土に植え戻す。また機会があれば、これで行こうかと思います。

けー(中1長男)

まずは根腐れさせないことが大事だけどね

3. 植物ごとの特性を理解する

「多肉植物」とか「塊根植物」って一括りにしがちですけど、それぞれの植物で特性が違うことを再認識しました。

見た目が似ていても、管理方法は異なる。この当たり前のことを、身をもって学びました。

何か作業をする前には、その植物の特性をしっかり調べることが大事ですね。

4. 異変を感じたら、まず状態確認

柔らかくなった時点で、すぐに鉢から抜いて根の状態を確認していれば、もっと早く対処できたかもしれません。

「水やりすれば治るだろう」って安易に考えず、まずは現状を正確に把握する。これが大切だと痛感しました。

George(父)

ちなみに、屋内に取り組む前のある天気の良い日。今シーズン最後の日光に当てようと、屋根のない場所へ移動していました。その後、雨の日が続いてしまって土が濡れた状態で、冷え込んで、根腐れになってしまったのかも……

まとめ

珍奇植物初心者の私が、実生のオベサを枯らしてしまった失敗談をお伝えしました。

せっかくなら私の失敗が誰かの役に立てば、少しは救われる気がします。

オベサを育てている人、これから育てようと思っている人へ。

  • 屋内外の環境変化後は、水やりを慎重に
  • 胴切り後は乾燥させすぎない(2〜3日で土に戻す)
  • 植物ごとの特性をしっかり調べてから作業する

私みたいに後悔しないように、気をつけてくださいね。

皆さんのオベサが無事に冬越しできますように。

けー(中1長男)

最後まで読んでくれて、ありがとうございました〜。
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この記事を書いた人

40代都内サラリーマン🧑‍💼 妻1人、子供3人の父
新しいもの好きで飽きっぽい性格。人生とことん楽しむために、仕事も頑張る
座右の銘は「知らぬが仏、忘れるが勝ち」
↓このあたりをテーマに不定期に配信します
読書、家庭菜園、家族、Python、機械学習、筋トレ

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