これまでのあらすじ
前回は、成木では高すぎて買えないギラウミニアナの切り枝をメルカリでゲットして、人生初の挿し木にチャレンジ。
1ヶ月半後には小さな葉っぱが出た!という嬉しい報告をさせていただきました。
「この子が根を張って、自分の力で水を吸い始めた日には…感動で泣けちゃう」と、根が出ることを心待ちにしていた私。
では、その後どうなったのか…?

悲劇は秋に訪れた。風で鉢が倒れて発覚
あれから約6ヶ月。春から梅雨、そして暑い夏を乗り越えました。
この間、ギラウミニアナは屋外で雨ざらし管理。梅雨時も、真夏の日差しも、屋根なしで耐えてくれました。
夏の間は土が乾いていたら基本毎日水やり。この子の成長を見守ることが、毎日の楽しみになっていました。

秋になり、涼しい秋風が心地よくなってきた季節…
ある日、強い風で鉢が倒れてしまったんです。
慌てて拾い上げ、確認してみると…
あ…根、出てない…?
土がぼろぼろと落ちる中、私は目の前で現実を突きつけられました。
6ヶ月もの間、毎日のように愛情を注いでいたのに。葉は出ているのに、肝心の根が出ていなかった……。
George(父)内心期待はしていなかったけど、ショックでしたねー
真ん中に穴が…腐敗の兆候
さらに悔しいことに、切り口を確認してみると、真ん中に穴が空いていました。
あ、これ…腐ってるのかな。そう感じた私は、思い切った判断をすることにしました。


断行!下の部分をカット
屋内管理に切り替えるタイミングで、思い切って下の部分をざっくり切除。


切口を見ると…
あ、中身はみずみずしい…!ユーフォルビアの白い毒液も滲み出ている!
でもよく見たら、真ん中がちょっと黒い…
黒い部分は腐敗の兆候。このまま挿し直しても、また同じことが起きそうだ。
ということで、ベンレート(殺菌剤)に浸して、じっくり乾かすことにしました。
外側の傷口を癒やし、内部の腐敗を防ぐ。植物育成者たちがやっている定番の方法です。
再度、挿し木へ…そして来春へ
1週間後……すっかりと傷口も乾いたギラウミニアナさん。
願掛け代わりに、ルートン(発根促進剤)を塗り塗りし、メネデール(活力剤)に浸けて、新しい土に挿し直しました。




今度こそ、発根してくれるといいな…
この6ヶ月間を過ごした中での振り返りですが……
屋外雨ざらし管理は、想像以上に水分が多かったのかもしれません。
ユーフォルビアは、本来乾燥地域の植物。常に湿った環境は、あまり良くないですよね。。。
そんな仮説を胸に、今回の挿し木では冬だしもう少し乾き気味の管理を心がけるつもりです。
来春、この子がどんな状態になっているのか。ドキドキしながら、また半年程度見守ることにします。



メルカリで販売されていた方は、土に挿して1ヶ月半もすれば発根すると言ってましたが、環境が違うとね。
珍奇植物の育成は、思い通りにいかないことばかり。でも、その試行錯誤と忍耐こそが、この沼の醍醐味です。



「分別と忍耐力に支えられた炎のごとき情熱を持つ人は、一番成功者になれる資格がある。」by デールカーネギー
まとめ
記事を読んでくださってありがとうございました!
ギラウミニアナの挿し木は想定していたとおり難しいことがわかりました。
もし、ギラウミニアナの挿し木経験がある方がいらっしゃったら、ぜひ教えていたけると嬉しいです。
次回は来春、「ギラウミニアナ、再チャレンジから半年後…根は出たのか!?」でお会いしましょう!
ちなみに、5月の五反田ビッグバザールで購入した実生ギラウミニアナは、この夏でかなり成長してくれました(嬉)
めっちゃ分頭してくれています。







最後まで読んでくれて、ありがとうございました〜。
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