~園芸好きが発見した人間関係の法則~
「職場を腐らせる人たち」という本を読みながら、ふと気づきました。
「植物を育てること」と、「人を育てる」こと、「働きやすい職場を作る」こと、実は同じことをやっているのでは?
毎朝、大好きな植物たちに水をやりながら、「あ、これって職場でも同じだな」と思うことがどんどん増えて。
そんな発見を、私と同じように植物を愛し、職場の人間関係にちょっと疲れ気味の皆さんとシェアしたくて、記事にしてみました。
この記事を書いているGeroge(父)は、都内在住のサラリーマン。通勤電車のほぼ全てを読書に費やし、年間100冊程度の本を読んでいます。また、家庭菜園や珍奇植物が大好きです(プロフィール)。
【病害虫チェック】職場の「ヤバい兆候」を見逃すな

朝のベランダ見回りで発見した大量のアブラムシ。最初は「ゴマか?」くらいにしか思っていなかったのに、
気づいたら一週間で隣の鉢まで侵食してた…。
この光景、職場でもよく見る。最初は一人の小さな愚痴だったのが、気づけばチーム全体に不満が蔓延してる😭
「職場を腐らせる人たち」でも主張されていたけど、腐敗の兆候って本当に小さなところから始まりますよね。

植物の病害虫も一緒です。最初は「ちょっと葉っぱの色が薄いかな?」程度なのに、
放っておくと、あっという間に全体に広がる。職場も同じ。
- 小さな変化を見逃さない:毎日見てるからこそ気づける異変
- 早期対応の重要性:早いうち、軽症なら簡単に治る
- 放置のリスク:感染拡大の速さは予想以上
- 予防の価値:治療より予防の方がずっと楽
けー(中1長男)アブラムシにはこちらの薬剤が効くので使っています。住友化学のベニカX。ワンプッシュで防除できます
【肥料やり】植物と人がそれぞれの求める「栄養」を知ろう


化成肥料は、家庭菜園を嗜む人にとっての万能肥料。
私も、とりあえずはこれ撒いておけば何とかなる、みたいな使い方している一人です。
でも、本来、野菜・植物の種類によって必要な栄養のバランスって違うんですよね。
トマトをはじめとする実をつける果菜類はリン酸がより必要だし、葉物野菜には成長促進の窒素が重要。
同じ「植物」でも、求めるものが違う。
これって人も同じ。
みんなそれぞれ得意や不得意があるので、画一的な接し方やマネジメントは何らかの綻びが生じてきます。
植物の栄養素も、それぞれ以下のような役割があります。
- 窒素(N):葉や茎の成長を促進。青々とした葉っぱに
- リン酸(P):花や実の形成を助ける。開花・結実のため
- カリウム(K):根の発達と耐病性を高める。土台作り
- 微量要素:マグネシウム、鉄分など。健康維持に必要
一方、これを人のケースで考えてみると・・・
- 承認(窒素):「すごいね!」「ありがとう」で活力アップ
- 達成感(リン酸):「やりきった!」「成果が出た」で成長実感
- 安定感(カリウム):「大丈夫」「チームで頑張ろう!サポートするよ」で土台作り
- 細かな配慮:個人の価値観、家庭環境への理解



植物と人。妙に当てはまる点が多いなと思っちゃうんですよねー
【徒長】太陽の光はたっぷりと
徒長は、植物が光不足や過度な栄養、密植などの環境要因により、茎や枝が異常に長く伸びてしまう現象。
見た目は大きく成長したように見えますが、実際は茎が細く弱々しく、花や実をつける力が低下してしまいます。
特に太陽の光がないと光を求めて上に上にと徒長(=ひょろひょろ間延びする)してしまいます(下図参照)。


職場の人材育成における「徒長」
植物にとっての「太陽の光」は人にとっては「承認(褒めて認めること)」と似ているなと思います。
人も一緒で、十分な承認(=認められる)が得られないと、変に自己アピールが強くなりすぎたり、
逆に自暴自棄になって元気がなくなったり。。。
人も植物と一緒で、適度な承認(太陽)、適切な指導(窒素)、フィードバック、実践経験(カリウム)の3つがバランスよく伴わないと、健全な成長は見込めない。



ほんと、難しいですね
【剪定】思い切って「切る」勇気


これが植物育成で一番難しいかも。
「かわいそう」「もったいない」と思って、果実を剪定できずにいたら、小さい果実しか実らなくなっちゃう。
植物や野菜って、剪定されることで強くなったり大きくなったりします。
仕事や人も同じな気がします。業務の優先度を明確に、いらない業務はスパッと剪定(廃止)することが重要。



ヒト、モノ、カネをはじめ、リソースは有限なのだ
- 無駄な業務:習慣的に続けているが今日的に付加価値の低い作業
- 重複する業務の整理:みんながやっている業務は1つにまとめる
- 内向きの議論:生産性のない内部対立や愚痴
- 有害な慣習:組織の成長を阻害する古い考え方
剪定の心構え
- 長期的視野:今の痛みは未来の成長のため
- 愛情を持って:植物や人への愛があるからこそ厳しくできる
- 適切な道具:よく切れるハサミ、適切な言葉選び
- アフターケア:切った後の観察とフォロー
【置き場所】植物も人もみんな違う
植物の中には、太陽の光が大好きなもの、耐陰性があって日陰を好むものなど、特性はさまざまです。
人も一緒ですよね。人と話すことは得意だけど資料作りは苦手。事務は苦手だけど、営業は得意。などなど。



どんなものにも向き不向きはあるし、植物の場合は「適地適作」、人の場合は「適材適所」が本当に重要です
自らに合った環境で得意なことをする時に、植物も人も最大のパフォーマンスを発揮できるのだと思います。
自分なりに、「適材適所」のコツをまとめると……
- その人の特性を理解する:観察と対話で本質を見抜く
- 環境を人に合わせる:人を環境に合わせるのではなく
- 多様性を活かす:全員が同じである必要はない
- 定期的な見直し:成長とともに適所も変わる
【寄せ植え】最強コンビを見つけよう
仕事における適材適所で重要な要素の1つに、メンバーの組み合わせがあると思います。
植物の世界では、コンパニオンプランツといって、相性の良い野菜や花を隣り合わせに植え付けると、
病害虫に強くなったり、収穫量が向上したりする魔法の組み合わせがあるのをご存知でしょうか。
トマトの隣にバジルを植えたら、虫が全然来なくなった。
さらにマリーゴールドは土壌で根っこに寄生するセンチュウ対策になります。
他には、ダイズ・枝前等のマメ科の植物は「根粒菌」といって、植物の成長に欠かせない「窒素」を
土の中に固定化する菌と共生してい流ので、別の植物の間にマメ科の植物を一緒に植えると、とても良く育つ言われています。



コンパニオンプランツと一緒で、人にも向き不向き、相性がありますね
💡植物のコンパニオンプランツ
代表的なコンパニオンプランツの事例です。
トマト×バジル
- バジルの香りで害虫を忌避
- トマトの風味が向上
- 水の必要量が似ている
キャベツ×マリーゴールド
- マリーゴールドが害虫を遠ざける
- 土壌の線虫も減少
- 見た目も美しい
豆類×とうもろこし
- 豆が土壌に窒素を供給
- とうもろこしが豆の支柱代わり
- 古来から続く知恵
職場におけるチームメンバー選定
職場のチーム設定でも、たとえば
①営業×企画のゴールデンコンビ
- 営業:お客様のニーズを持ち帰る
- 企画:ニーズを商品化する
- 相互の情報交換で品質向上
②ベテラン×新人の師弟関係
- ベテラン:経験と知恵を伝授
- 新人:新しい視点と活力を提供
- お互いの成長を促進
③技術者×営業の架け橋
- 技術者:専門知識で商品価値を高める
- 営業:技術を分かりやすく顧客に伝える
- 両者をつなぐ通訳的存在が重要



上記はスキル面でのコンビネーションですが、性格や性向に応じた組み合わせの方が、大事かもしれないよね
- 補完関係:お互いの弱みを補い合える
- 成長ペース:同じようなスピードで成長
- 価値観:基本的な考え方が近い
- コミュニケーション:率直に話し合える関係
- 調整役の重要性 植物の寄せ植えにも、全体のバランスを取る植物がいる。職場でも、異なるタイプの人たちをうまく調整してくれる人が必要
(まとめ) 植物も人間も、愛情込めて育てれば必ず応えてくれる
つらつらと植物育成と職場作りの共通点など、自分なりに気づいたことを書いてみましたが……
あらためて、問題のある植物や人を取り除くよりも、
みんなが育ちやすい環境作りの方がずっと大事だよなと思いました。
植物を育てていると、失敗も含めて全部が勉強になる。
枯らしちゃった時の悲しさも、美しい花が咲いた時の嬉しさも、きっと職場作りにも活かせるはず。
伝えたいことを無理やりまとめると・・・
- 観察の大切さ:毎日の小さな変化に気づく目を持つこと
- 個性の尊重 :植物も人間もそれぞれに個性があることを忘れない
- 適切なタイミング:植物の剪定や施肥、人への指導や評価もタイミングが重要
- 長期的視点: 種まきから花が咲くまでには時間がかかる。仕事の成功も人の成長も同じ。急がず、でも手は抜かず。
- 愛情と責任 :植物にも人にも、愛情込めて接することが重要。愛情があるから厳しくもできる
植物を育てたことがない人も、小さな鉢植えから始めてみませんか?
きっと今まで見えなかった人間関係や仕事の法則が見えてくるはず。



最後まで読んでくれて、ありがとうございました〜。
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