喜び、怒り、哀しい、楽しい…….。
人間の感情には様々なものがありますが、中でも「不安」は大きなウェイトを占めるる厄介な感情ではないでしょうか。
「人はどうやって不安を克服してきたか」、は人類の永遠とも言えるテーマ。
今回紹介する、D・カーネギーの「道は開ける」は、
この「不安」という人間であれば誰もが避けては通れない感情を克服するためのバイブルです。
本書は70年以上前(1948年)に出版された古典であり、世界的なロングセラー。
カーネギーの他の代表作、「人を動かす」「話し方入門」を合わせると、
国内累計1,000万部以上を売り上げている名著です。
世の中の変化のスピードが早すぎて、毎日「不安」だらけ😭
「不安」に打ち克つのだ〜という強い信念を持って、本書を繰り返し読むことで、「道は開ける」と、カーネギーさんは言っているよ
- Dカーネギーの名著、「道は開ける」がどのような本かサクッと理解したい方
- 不安に打ち克ち、前向きな人生を歩んでいきたいすべての方
- 新たな環境に身を置き、不安が募っている方
本書には、不安のどん底から気持ちの持ちよう1つで人生を切り拓いた事例がたくさん掲載されています。
今回は、特に私が読んで印象に残った考え方を紹介していきたいと思います。5分で読めるので最後までお付き合いください。
この記事を書いているGeroge(父)は、都内在住のサラリーマン(管理職)。通勤電車のほぼ全てを読書に費やし、ビジネス書を中心に年間100冊程度の本を読んでいます。(プロフィール)。
春は環境も変わって気持ちが不安定になりやすい季節。
本書を読むと気持ちが楽になると思いますよ
\ それでは、いってみましょう
不安に打ち克つために有効な考え方
1日をひと区切りとして生きる
不安を人生から追い出したいのなら、「1日というひと区切り」を生き、まだ来ていない未来のことで気を揉んだりしないこと
D・カーネギー 「道は開ける」
過去、現在、未来。
生きていく上で一番大事なのは、「現在」なのに、人は「過去」や「未来」を重視しがち。
子供は「大きくなったら……」と言う。
そして大きくなったら「大人になったら……」と言う。
やがて大人になれば「結婚したら……」、結婚したならしたで、また前言をひるがえし「定年を迎えたら……」、と口にする。
これは、不安な「現在」から逃げて、「未来」に先延ばしする際のよくある景色です。
D・カーネギーは、「1日区切りで毎日を精一杯生きる」ことに注力するようにすれば、自ずと「不安」は消えていくと言います。
過ぎ去った過去は変えられない。未来はどうなるかわからないのだから、そもそも「不安」を覚える必要はない。
現在(=今)に目を向けるべきだよというメッセージです
「今を生きる!」というテーマであれば、オリバー・バークマンの「限りある時間の使い方」という本もおすすめ。
こちらも世界的なベストセラー
想定される最悪の事態を見つめ、あるがままを受け入れる
この考え方は、特に印象に残っている考え方。
不安の90パーセントは以下の4つのステップで解消することができると言います。
- 何が不安なのかを明確に書き出す
- 自分に何ができるのかを書き出す
- どうするべきかを決める
- その決断を、すぐに行動に移す
人は、自分が理解できる範疇を超えていたり、予見できないことがあると「不安」や「恐れ」を感じやすいので、
まずは「不安」の正体を明らかにすることがポイント。
次に、自分でコントロールできることとできないことを考えながら、「不安」の原因への対処を決め行動する。
この考え方は本当に使えます。
書き出すだけで不安が解消された経験がたくさんあります。
行動し続けること
仕事に打ち込む。不安に駆られ続けているならば、その絶望に負けないために、行動し続けなくてはいけない
D・カーネギー 「道は開ける」
時間に余裕があると、人は余計なことを考えてしまいがち。
私も、忙しく働いている時はなんともないのに、仕事が落ち着いたタイミングで妙に「不安」になる瞬間があります。
「不安」という感情を遠ざける意味では、有効な考え方だと感じました。
すでに根付いた「不安」を解消する場合は、取るべき行動が明確になった段階で即行動する、ということが重要だね
小さなことにとらわれてはいけない
当たり前と言えば当たり前ですが、「小さなことにとらわれてはいけない」ということは意識しておきたい鉄則。
以下のフレーズがとても印象に残ったので紹介しておきます。
汝の敵を赦し、愛す
これは、聖書にもある誰もが知っている教えですが、「不安」を取り除くための金言だと思います。
「そんな綺麗ごとばかり言われても……」と感じる方もいると思いますが、
嫌いな人のことをなどを考えて、1分たりとも時間を無駄にする余裕はないですよね。
人生は短い。人生はたったの4000週間しかないのだ(「限りある時間の使い方」より)
それに、仕返しすると結局のところそれ以上に深く傷つくのは自分。
「敵を赦して、愛する」までは難しいとしても、こんな風に考えれば悪い外部環境から自分を守れそうです。
ピンチをチャンスに変える
これも良く聞くフレーズですが、D・カーネギーが表現するとまた違う言葉に聞こえてくるから不思議です。
レモンがあるならば、レモネードを作ってみようとすること
D・カーネギー 「道は開ける」
痩せた土地とガラガラヘビしかないない土地しか持たない農夫が、ガラガラヘビを食用肉として売り、へび皮は鞄の材料として売り、大成功を収めた事例が紹介されています。
自分の置かれた環境を嘆くばかりでなく、それを活かす術が必ずあるという前向きな気持ちが沸き起こってきましたw
この発想は本当に大事ですね
まとめ
今回は、D・カーネギーの「道は開ける」について、自分が特に印象に残った内容を紹介してみました。
おそらく読む人にとって心に響く言葉はそれぞれなんだろうと思います。
「不安」を取り除き、前向きに人生を切り開くための金言が多くの実例とともに紹介されています(かなりのボリューム)。
AIの登場で世界は激しく変化していますが、このストレスフルな現代社会を生き抜くために大きく役立つ1冊だと感じます。
少し値段は張りますが、文庫本ではなくハードカバーの本を買って、気になるところに線を引いたり、
付箋を貼ったりして繰り返し読むのがおすすめです。
また、D・カーネギーの本を子供向けに解説した、「カーネギーおじさんシリーズ」もとてもいいです。
対象年齢は小学校低学年〜になっていますの小さいお子様がいらっしゃる方にはこちらもおすすめです。
最後まで読んでくれて、ありがとうございました〜。
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