【書評No.4】限りある時間の使い方 時間に支配されない生き方とは!? 

巷に溢れているライフハック。

「ライフ=時間」、ということで自分の時間をコントロールするために日々努力しているのに、全然余裕がない。タスクが一向に減らない。今日もやりたいことができずに終わった…

こんな悩みを持っている方に、とってもおすすめな本をご紹介します。

George(父)

この本はほんとにすごい。人生観変わるかもしれません

けー(中1長男)

毎回そんなこと言ってるよ…

この記事(本)はこんな人にオススメ
  • 頑張っても頑張っても忙しいと感じている方
  • 生産性を上げることに心血注いでいる方
  • 人生の充実感を得られていないと感じる方

この記事を書いているGeorge(父)は、都内在住サラリーマン(妻1人子供3人)。不毛な通勤時間をほぼ全て読書に費やし、年間100冊程度の本を読んでいます。これまで読んだ本の中でおすすめの本を紹介しています。

こちらの本は、グイグイと価値観を揺さぶってきますので、心して読んでください(^^)

\ それでは、いってみましょう /

  • タイトル:限りある時間の使い方
  • 著者  :オリバー・バークマン
  • 出版年 :2022年
  • 出版社 :かんき出版
  • 評価  :⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(5)

印象に残った箇所など、ピックアップして紹介します。

目次

時間を管理しようとすればするほど、時間に支配される

毎日、馬車馬のように働いているのに、次から次へと生まれるタスクの山に埋もれていく

スケジューリング管理が甘いのか?タスク管理ツールの問題なのか?

一生懸命、生産性の向上と効率化に取り組んでいるのに、一向にやりたいことがでない。

日々このような悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。

生産性と効率化を合言葉に、時間を管理・支配しようと試みて、逆に時間に支配されてしまう。

本書では、このような事象のことを「効率化の罠」と定義しています。 

効率化の罠
生産性を上げて仕事をささっと片付ける  この人は仕事ができるぞ  もっと仕事も任せよう! 
そして、ますます忙しくなる

こんな感じで「他人の期待の受け皿」になってしまうと、小さなどうでも良いタスクはたくさんこなせるのに、自分にとって本当に大事なことになぜかいつまでも取りかかれない。TODOリストの潰し込みそれ自体が目的化してしまう。このような事象を「効率化(生産性)のワナ」といいます。

George(父)

効率化の罠。あるあるですね。「仕事の生産性を上げろ」、1日に何度この言葉を聞くことかまじ疲れる。

けー(中1長男)

お父さんもうちらにいつも言ってくるよね~聞き流しているからいいけど

効率化の罠から抜け出すには

一番最初に認識しなければならないのは、「全てをやり遂げることはできない」という現実を受け止め、全てのタスクをこなしたいという誘惑に打ち勝たなければなりません。

ライフハックテクニックや最新のITツールを駆使したところで人の時間は有限であるという事実、人生は4000週間(80歳で計算)しかないということを認めないとだめ。

そして、たくさんのやりたいことを意識的に捨てる(選択する)ことによってのみ、自分にとって真に重要なことに取り組むことができ、限られた時間を有効に使うことに繋がる。

限りある人生を生きるということは、それがどんなに最高の人生であっても、選択する(決める)という行為により、絶え間なく可能性に別れを告げる過程なのだ。

George(父)

この言葉好きです。人生観変わりそう

えっ!?ビッグロックの法則も大嘘

ビッグロックの法則
容器をキャパシティ、大小様々な石をタスクと見立て(大きい方が大事なタスク)、容器にどのように入れたら全ての石を詰め込むことができるかを実験。正解は、大きな石から入れていき、最後に小さい石を入れる。そうすると全ての石が容器に入る。要するに大事なタスクから実行すべしとする法則のこと

著者は、あの有名な7つの習慣でスティーブン・コヴィーが提唱して大流行したこの法則を、イカサマだと一刀両断していますw

この法則、容器に大きな石から入れていけば、ほら、全部入るよというのを先生が実演するビデオがあるのですが、

これは元々容器に入れることができる量だけの石が用意されている場合にのみ可能なのであって、現実はこんなに甘くない。

本当のところは、大きな石がありすぎて、全てを入れることはできないというのが実際のところです。

なので、大きな石(=大事なこと)がたくさんありすぎるときにどうすれば良いのかが本当の問題だと主張しています。

これを聞くと、よくある優先順位をつけろということかと思うけど、そうではありません。

優先順位をつける前に、そもそも大事なことを全てこなすことはできないという現実を正面から受けとめて、自分の意志を持って捨てる(選択)ことが重要だと説かれています。

George(父)

前々から、ビッグロックの法則はお父さんもなんか胡散臭いと思ってたんだよね

けー(中1長男)

ついこの間まで、7つの習慣を読みなさいと言ってたよな…

\ 最後にひとこと /

まだ自信がないからと尻込みしていることはないか?誰もが手探りでやっているし、確信が持てる時は来ないのだから、待つのは終わり。やりたいことを始めよう。どうせ、誰だって、あなたと同じようなものだから。大事なのは、あなただけの次の一歩を踏み出すことだ。次にすべきことをしよう。

限りある時間の使い方 オリバー・バークマン著
George(父)

時間は限られていて、やりたいこと全てを選択することはできないというありのままを受け入れることが大事なんだね。
ここから、今を生きることがはじまるということみたい。

けー(中1長男)

僕もありのままと受け入れたよ。勉強は諦めて、漫画とゲームを選択した。なお、後悔はしていない。

最後までお読みいただき、ありがとうございましたー。

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この記事を書いた人

40代都内サラリーマン🧑‍💼 妻1人、子供3人の父
新しいもの好きで飽きっぽい性格。人生とことん楽しむために、仕事も頑張る
座右の銘は「知らぬが仏、忘れるが勝ち」
↓このあたりをテーマに不定期に配信します
読書、家庭菜園、家族、Python、機械学習、筋トレ

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