【書評No.73】すべての悩みは対人関係 職場の人間関係防災ガイド

「嫌われる勇気」で有名な心理学者アドラーさんが、

「すべての悩みは人間関係から生じる」といっていたそうな。

人間関係とひとくくりにいってもいろいろありますが、今回紹介する本のテーマは「職場の人間関係」。

タイトルはズバリ、「職場の人間関係防災ガイド」

George(父)

多くの人が、仕事の厳しさよりも上司や部下、お客様との関係で悩んでいるのではないでしょうか。
ちなみに、私は仕事の「やりがい」も大事だけど、それ以上に「誰と仕事をするか」を重視しています

けー(中1長男)

年明け以降、心理的安全性的な本ばかり読んでるけど大丈夫?

George(父)

正月明けで、まだまだリハビリ中

この本(記事)はこんな人におすすめ
  • 長い正月休みもあって、まだ社会復帰できていないリハビリ中の方
  • 職場の人間関係に悩んでいる人
  • サンクチュアリ出版さんが大好きな人

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\ それでは、いってみましょう

目次

本書の特徴

職場って、いろいろな人がいますよねぇ。

  • 感情に任せて、すぐにカっとなって怒り出す人
  • 絶えずマウントを取らないと気が済まない人
  • ネチネチと人の粗探しばかりしてくる人
  • 人の悪口ばかり言いふらす人
  • 俺が俺がと自分の手柄を過度にPRしたがる人

どの人も、できれば付き合いたくないですよね。。。

でも組織に所属してサラリーをもらっている以上、こんな人たちともうまく付き合っていく必要があります。

本書は、このような職場の困った人たちと遭遇してしまった時にその処方箋を提供してくれます。

困った人たちを”災害”に例え、「怒り川の氾濫」から「繊細さんの霜害」までおもしろおかしく30もの災害とその対処法が解説されているんです。

災害を未然に防止もしくは乗り越えるポイントとは!?

本書を読んで、参考になった職場の災害を乗り越えるためのポイントを挙げてみます。

相手の内面に着目する

例えば、人の揚げ足ばかり取りたがる人は自己肯定感が著しく低い傾向にあるそうです。

相手を下げることで自分が相対的に上がろうとする。

自己肯定感が強い人はいつも悠然と構えていることが多いと思います。

苦手な人と対峙した時は、その人の心理的な側面を想像してみると、不思議と苦手意識がなくなります。

George(父)

こいつ、何かにビビってるんだな、と思うと、
「嫌な人」という印象から「かわいそうな人」に変わりますよね

他にも、箸の上げ下げまで口うるさく指示して管理しないと気が済まないマイクロマネジメントな上司。

こんな上司に出会ってしまったら最後、毎日が息苦しくてしょうがありません。

でも、これも冷静になって相手の内面(心情)を想像してみます。

きっと、失敗することに絶えず怯え、毎日不安で不安でしょうがない、気が小さい人かも。

不幸にも、苦手な人に出くわしてしまった時は、まず相手の内面に着目することが重要なポイントです

けー(中1長男)

苦手な人が何だかかわいそうな人に見えてくると、こっちの気持ちも楽になるね

上手に割り切る

エリック・バーンさんというカナダの精神科医が、

「過去と他人は変えられない。変えられるのは自分と未来だけ」

といったそうです。本書では、

「相手によって態度を変える人」、

「君のためを思って…という枕詞を使って必要以上にアドバイスをしてくる人」、

などに対する処方箋などが解説されています。

相手によって態度を変える人は、権威に弱く自己保身が強い、といった性向にあるのですが、

こんな上司に仕えると、今はよくてもいつその矛先が自分に向いてくるかわかりません。

「○○さんもいろいろと大変なんですね」……とかいって一定の距離感を保ちましょう。

また、こちらから求めてもいないのに、ネチネチアドバイスしてくる人も、あまりに度が過ぎてくると辛い気持ちになります。

このようなケースでは、「アドバイスありがとうございます。気をつけます」などと呪文を唱えて

あまり真面目に取り合わず一定の距離感を保つことぎ重要です。

George(父)

他人は変えられないので、意固地になっても自分が損するだけ。割り切りスキルを身につけよう

けー(中1長男)

割り切るって、具体的にどんなことしたらいいの?

George(父)

例えば、「Yes and法」というのが紹介されているよ

Yes and法

「Yes and法」というテクニックが心理学にあるらしいのですが、簡単に言えば、

まず相手の意見を受け入れた上で、自分の意見や提案を付け加える話し方です。

この「相手の意見を受け入れた上で…」という部分。

息を吸うように、受け入れたフリができるようになるといい感じです。

相手にネガティブな印象を与えることなく、自分が伝えたいことを伝えることができます。

「そうですね、おっしゃる通りです。それでですね……」

え!?こんなんで効果あるの?……と感じますが、実際にやっているみるとかなりの威力を発揮します。

George(父)の勤め先の若手は必ず、この言葉を挟んできます。

George(父)

こちらもわかってはいるけど、全然悪い気がしないのが不思議(笑)

George(父)

少し趣は違いますが、カーネギーの「人を動かす」も相手の気持ちを理解した上で物事を思い通りに進めていく……といった感じの内容で役立ちます。歴史的な名著ですので、こちらも是非読んでみてください

まとめ

今回は、サンクチュアリ出版さんの「職場の人間関係 防災ガイド」を紹介してみました。

職場の人間関係で悩んでいる方は、きっと何かしらの処方箋が見つかると思うので、ぜひ読んでみてください

サンクチュアリ出版さんの本は、どれも読みやすい工夫が施されていてとても面白いです。

また、本以外にもいろいろと奇抜なイベントやオンラインコミュニティを提供されています。

個人的にはとても気になっている出版社様ですので、今年はもう何冊か読んでみたいと考えています。

けー(中1長男)

最後まで読んでくれて、ありがとうございました〜。
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この記事を書いた人

40代都内サラリーマン🧑‍💼 妻1人、子供3人の父
新しいもの好きで飽きっぽい性格。人生とことん楽しむために、仕事も頑張る
座右の銘は「知らぬが仏、忘れるが勝ち」
↓このあたりをテーマに不定期に配信します
読書、家庭菜園、家族、Python、機械学習、筋トレ

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