今回は、ミニマリスト・しぶさん著「ムダに消耗しない取捨選択 手放す練習」を読んだ感想です。
最近、会社の若い人の価値観と自分の価値観が随分と違うなぁと感じることが多いんですよね。
具体的には……
服はユニクロ、テレビなし(PCで十分)。ベッド・敷布団なし(ソファで寝る)。飲み会は極力行かない。会議と会議の間をやたらと間を空けたがる。持ち家いらない。沈黙に耐えられる…などなど。
単なるジェネレーションギャップといえばそれまでなんですが、若いひとたち曰く、自分らは「ミニマリスト」だと。
言葉は聞いたことがあるけど、それってなんなの?
と尋ねたところ教えてくれたのが、こちらの本「手放す練習」。
これも何かの縁ということで読んでみました。
著者のしぶさんは、「ミニマリストしぶのブログ」でミニマリストを目指す人へたくさんの情報を発信しています。
人気ブロガーが書かれた本だけあって大変読みやすいです。
しぶさんのブログも余計なものがなくスッキリしています。さすがミニマリスト
- ミニマリストってなんですか?な人
- いつも忙しく、なんだか落ち着かないと感じている方
- ミニマリストになりたい人
この記事を書いているGeroge(父)は、都内在住のサラリーマン。通勤電車のほぼ全てを読書に費やし、年間100冊程度の本を読んでいます(プロフィール)。また、家庭菜園も10年くらい楽しんでいます。
\ それでは、いってみましょう
モノ手放すと幸せになれる
「モノを減らすと幸せになれる」。パッと見だと、このフレーズが何を言わんとしているのか理解できないですよね。
決断はストレスのもと
モノが多くなると、こんなことがありませんでしょうか。
- 掃除や整理整頓するにも一苦労
- 家の中を自由に動けない
- いつも散らかって、必要なものがすぐに取り出せない
- 服がたくさんあり過ぎて、今日は何をきたらいいのか思い悩む
- 何を所有しているのかがわからず、つい安いからと無駄なものを買い込んでしまう(負のループ)
どれも思い当たるところがあるのではないかと思いますが、結局のところモノが多いとストレスが溜まるということが言いたいのです。
ストレスが溜まる原因が具体的に何なのかといえば、それは「決断」という行為になります。
ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、人が1日に決断する回数は、無意識のものも含めると35,000回にも及ぶそうです。
決断を繰り返すと脳がどんどん疲弊し、ストレスにつながるんですね。
スティーブ・ジョブズもミニマリスト?!
iPhoneをはじめ、多くの画期的な製品を世に送り出しているAppleの創業者、スティーブ・ジョブズはミニマリストの先駆者といわれています。
細かいことばかり決断していると脳が疲れ、画期的なアイデアを思い描くことができないことを熟知していたジョブズの服装は、いつも黒のタートルネックにジーンズ、足下はスニーカーのみというシンプルないでたち。
これは、着る服で毎日悩まなくて済むように、つまりは「決断の回数を減らす」ことを意識していたようなんです。
ミニマルなくらしのメリットは?
ストレスが減る以外にも、ミニマルな生活により得られるメリットはさまざまあります。
- お金から解放され、暮らしに余白(余裕)が生まれる
- 本当に必要なものだけが残るので、自然と上質なものに囲まれていく(美的センスが向上)
- モノを手放すという行為は取捨選択の訓練。これにより、仕事や恋愛にも通じるセンスが磨かれていく
- 自分が何が好きで、どういった人たちと時間を共有したいのか、どんな仕事に心がときめくのか、といった風に自分を知ることにつながる
特に一番最後の「自分を知ることにつながる」というのは大きいですね
逆に、モノが溢れ過ぎているデメリットとしては、鬱病になりやすい、といった研究結果もあるようです。
気持ちが落ち込んでいる時こそ、無心で部屋を掃除する。これが大事
早速採用したいメルカリ読書法
本書の後半では、「モノを手放すテクニックや考え方」についてたくさん説明されています。
詳細は読んでいただくとして、個人的に一番ツボにハマった手法を紹介します。
それは、「メルカリ読書法」です。
あなたは、本を買って満足し、結局読まずに積読となり、お部屋のインテリアとなってしまった経験はありませんか?
私はあるあるで、今現在も多くの積読本に囲まれております(汗)
手の届くところにあるとついつい安心してしまって、どうしても読むことが後回しになりがちな現象です
関西に住んでいる時は観光しなかったのに、関西を離れてから、京都観光に精を出すとか。。。
「メルカリ読書法」とは、本を買ったら読み始める前にメルカリへ出品。いつ売れてしまうかわからない「緊張感」のあるシチュエーションをあえて作ることにより、読書に集中するよう自分を仕向ける手法のことです。
バリューのあるうちに手放せれば金銭的にも嬉しいですし、居住空間を圧迫することもないとなると、これこそ一石二鳥な方法だと思うので、早速試そうと考えています。
まとめ
いやー思っていた以上にミニマリストに魅力を感じてしまいました。
「取捨選択により作られた余白が人生を豊かにする」
妙な納得感がありました。いらないモノだけでなく、やらないことを決めることも大事です。
ミニマリストに興味がある方は、ぜひ一度読んでいただくことをおすすめします。
ミニマリストには憧れるけど、子供3人いたらちょっと厳しい気もする
(ひさびさ登場)もらったお小遣いは、3日以内にぬいぐるみに変身する
最後まで読んでくれて、ありがとうございました〜。
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